
5月5日(こどもの日)は毎年、温泉寺は花祭りです。
お釈迦様のご誕生のお祝いなのですが、本当は4月8日がご誕生の日です。しかし、温泉寺ではお釈迦様のご誕生と同時に、地域の子供たちの誕生を祝い、また健やかな成長を願うために古くから「こどもの日」に花祭りを開催しています。
みんなで白象に乗ったお釈迦様を引っ張って、地域を練り歩き、温泉寺までお釈迦様をおつれします。その後、甘茶をかけてお参りします。
今年は50名の子供たちが参加してくれました。毎年元気に参加してくれる子も大勢います。1年経つと子供は大きく成長します。男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしく、だんだん成長していく姿を楽しみにしています。
新年度がスタートしてから、早くもゴールデンウィークを迎えます。
近年はゴールデンウィークから夏休みにかけて、県内各地の高校生が部活動の合宿で温泉寺に来てくれ、朝晩賑やかです。
先の春休みは、合宿こそありませんでしたが、愛知県から小学生や中学生、また大学生も坐禅に挑戦してくれました。まだ若干ひんやりする本堂内で、みんな真剣に坐ってくれました。普段の生活の中で何もせず、ジーっとしている時間はほとんどありません。体が停止していても、本を読んだり食事をしたり、スマホを見ていたり。だからそういう意味では坐禅の時間は貴重であると思います。
姿勢を調え、深く深呼吸するだけで、自然に心は落ち着いてきます。心の中が落ち着くと、普段耳に入らないものが聞こえてきたり、見落としているものに気づいたり・・・ということが案外あります。実際に坐禅中、鳥の鳴き声がよく聞こえた、また池に流れ落ちる水の音がよく聞こえた、という感想をよく耳にします。私は街を走る車の音や、境内を歩いておられるお客さんの話声も、よく聞こえてきます。普段はそう気にならない音に対して、非常に敏感になっている自分がそこにいます。心地いい音もあれば、騒音に近い音もあります。でも、それらは全て自分から聞こう聞こうとしているのではなく、自然に自分の中に入ってくるのです。心地良い悪いの区別なく、全てを自然に受け入れることのできる、実に素直な自分に出会えます。これが坐禅の醍醐味ではなかろうかと思います。
温泉寺では毎年、大晦日23時50分より、除夜の鐘を打ち始め、同時に1年の五穀豊穣・世界平和をお祈りする修正会を厳修します。
五穀豊穣・世界平和と言うと大げさかもしれませんが、目的はやはりそこにあります。また、「修正会(しゅしょうえ)」という文字通り、過去の自分をきちんと精算し、本来の清らかな心持の自分に立ち返るという意味も同時に持ち合わせます。
温泉寺ではどなたでもこの行事にご参詣いただけます。地域の方にも大勢お越しいただいておりますが、新年を下呂温泉でお迎えになる観光客の方も大勢お越しくださっています。除夜の鐘を鳴らすのに多少並んでいただかないといけませんが、新年を気持ち新たに、そして心地よくお迎えいただけたらと思っています。
2017年の元旦もたくさんご参詣いただき、ありがとうございました。
また、本堂内でご参詣のお客様にお屠蘇を振る舞い、記念の酉年色紙をお渡しくださった新成人のお嬢さん、お手伝いありがとうございました。
臨済宗妙心寺派・醫王霊山温泉寺
下呂温泉と共に歩んできたお寺の歴史について
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