温泉寺家紋
生椎茸と干椎茸

最近、あるお宅でお嫁さんとお姑さんとの激しいバトルに出会いました。原因は単純で、お互いの誤解が招いた喧嘩でした。第三者の私は、どちらの意見も頷ける内容でしたが、双方積もり積もった鬱憤が爆発し、どうやら我慢の限界を越えてしまったようでした。
このような話は、どこにでもある話でしょうが、当事者は一大事です。「もうこの家を出て行く!」という事態にまで発展してしまいました。
これは困ったなと、あれこれ解決策を探っていたら、「椎茸」の話を思い出しました。椎茸には「生椎茸」と「干椎茸」があります。生椎茸は、とても柔軟で瑞々しく、焼いても揚げても本当においしく食べられます。塩や醤油の調味料は、あたかも若い女性が化粧をするが如く、自身をとても味わい深いものにします。一方、干椎茸は見るからに干からびて皺がより、かちこちに凝り固まっていて、まるで老婆の如くです。(お年を召した方、ごめんなさい。)しかし、見た目とは裏腹に、干椎茸はよく調理のダシに使われるとおり、自身が非常に味わい深いのです。生椎茸が調味料を使って醸し出すうまさとは違い、干椎茸は自身そのものに深い味わいがあります。
お嫁さんとお姑さんの場合も同じだと思います。お嫁さんは若くて生き生きとしていて、仕事も早く、何にでも対応できます。お姑さんは、年を取っていて、昔のままの考え方で頑固ですが、豊富な経験と知識があります。その豊富な経験と知識が「生活の知恵」を生み出すのです。誰かが言ってました。「ボケられぬ
しぼればまだ出る ババの知恵」本当にその通りだと思います。
禅宗の言葉に「山雲海月の情(さんうんかいげつのじょう)」という言葉があります。山は山で美しく、雲は雲で美しいのですが、山にかかる雲、雲のかかった山はもっと美しい。海は海で美しく、月は月で美しいのですが、月の見える海、海面に浮かぶ月はもっと美しい、という意味ではないかと思います。お嫁さんとお姑さんの気持ちが一つになった時、「山雲海月の情」が現実世界になり、それはそれはとても美しい世界であります。お互いが良いところをよく理解し、またお互いが我慢しあってできる世界です。
同じ屋根の下で家を守ってくれているお嫁さんとお姑さん。どうか仲良く助けあって、一家の繁栄あらんことを願っています。



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