
今年も子供の日恒例「はなまつり」が開催されました。総勢60名の子供たちがお釈迦様を乗せた白象を、若宮神社から温泉寺まで引いてきました。まだお母さんに手をひかれて歩くお子さんから中学生まで、たくさん参加してくれました。遠方に居られる方も、ご家族総出で参加して下さっていて、都会の生活の中で「田舎・下呂」を想う気持ちを嬉しく感じました。
最近、子供たちが犠牲になる事故が多発しています。いろいろな災いの矢が飛び交っているこの世の中で、どうか無事に元気に成長して欲しいという願いは、どこの親御さんも想いは同じです。ただ単にお釈迦様のご生誕をお祝いするだけではなく、その願いを、誕生仏(お釈迦様生誕のお姿)に託すのが、はなまつりです。
思えば、私たちの「命」は、両親のご縁により母親の胎内に宿された時から、この世と縁が結ばれます。(宿命)
およそ十月十日の間、母親の胎内で育ててもらって、たいへんな苦労の後、母親によりこの世へ運んでもらいます。(運命)
そして、今まさにその「命」を私たちは使わせていただいています。(使命)
私たちは今、使命の真っただ中にいるんです。それをどう使わせていただくか、子供たちに伝えたいのですが、残念ながらなかなか上手に伝えることができません。
「いくら仲の良いお友達も、自分の代わりにおしっこはしてくれない。」のと同じで、
「お父さんやお母さんであっても、自分の代わりに命を使うことはできない。」
「お父さんの命を貸して。」と言われても、
「いくら可愛い我が子であっても、貸してあげることはできないんだよ。」
「だから、命って尊いものなんだよ。」
と、せいぜいこのくらいのことしかお話できませんでした。
でも、みんなで般若心経をお唱えした後、かき氷や綿菓子を食べながら、あるお母さんがお子さんに、
「どうせ使うのなら、人に優しい命であってほしいな。」
と言って下さっていました。
お子さんも笑顔で「うん!」と、大きくうなづいてくれていました。
この会話を聞いただけで大満足でした。
お手伝いいただきました湯之島子供会の皆さま、ありがとうございました。

臨済宗妙心寺派・醫王霊山温泉寺
下呂温泉と共に歩んできたお寺の歴史について

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